田中家の創業は文久三年(1863年)。 江戸時代、田中家の前身「さくらや」が、安藤(歌川)広重の神奈川宿台之景に二階建ての旅篭(はたご)として登場。現在、
神奈川宿ゆかりの店舗として唯一の存在となっている。此の度は、創業146年の料亭「田中家」の5代目女将の平塚あけみさんに、皆様のリクエストにお応えし、老舗料亭の伝統・本質を、新春にふさわしくおおいに語っていただきます。おりしも、横浜開国・開港150周年です。
■開催要領 日時:2009年1月29日(木) 18時〜20時
会場:横浜情報文化センター7階大会議室
(横浜市中区日本大通11番、TEL045−664-3737)
講演:「老舗料亭の伝統・経営「なぜ、146年もつづくのか?」
講師: 田中家5代目女将 平塚あけみ さん
交流会:講師を囲んで交流会
参加費:2000円
■講師紹介:
平成5年に女将になり、持ち前の負けん気で廃業寸前だった店を建て直した。
「日本人の和の心を大事にしたい。料理も和食はからだによいということを伝えていきたい」とし時代に合わせた、昼の会席や結婚プランを企画し、ホームページも開設した。一方で、花街の音色を守るため、50歳から三味線を始めた(現在は、名取)。台町には客を迎えるあけみさんの三味線が響く。「今は細い細い糸だけど、あきらめないでつむぎ続けることが私の使命。泣いていても始まらない。」と、あでやかな着物に負けない笑顔。
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