第114回ハーバークラブ講演会

演題：「肝臓病の実態と上手なお酒の飲み方」 　 〜湘南藤沢徳洲会病院　肝胆膵センター長　岩淵　省吾先生にお教え頂きます〜

【ご講演要旨】 肝臓病というとお酒の飲み過ぎと言われた時代がありますが、実はわが国の命にかかわるような肝臓病、つまり肝硬変や肝臓癌の原因の７割以上がウイルス肝炎によることが分かってきました。お酒だけで肝硬変になる方もいますが、肝臓癌になるのはウイルスが隠れている場合が多いのです。最近このウイルス肝炎に対し、非常に効果的な薬剤が次々に開発されています。ご高齢の方や肝硬変まで進んでいても、安心して治療が受けられるようになっています。治療を諦めていた方には朗報です。さて、どんなにお酒を飲んでも肝臓が悪くならない薬が発見されたら、ノーベル賞ものでしょう。講演では、どのようにお酒で肝臓が痛んでゆくか解説し、上手なコントロールのしかたについても説明します。 いずれにしろ肝臓病は、かなり進行しないと症状は現れません。血液検査、超音波などの画像診断が重要となり、積極的に肝臓検診を受けられるようお勧めします。 ■開催日時・会場 ○日時：２０1４年１０月３１日(金) 講演１８：００〜２０：００ 　・交流会：講師を囲んでの交流会（お茶とサンドイッチをつまみながら） ○講演会場：横浜情報文化センター7階大会議室 （横浜市中区日本大通11番、　TEL045-664-3737) ■講師略歴： 昭和22年10月2日　　東京生れ 昭和47年3月   東京慈恵会医科大学卒業、国立東京第二病院レジデント 昭和49年4月   聖マリアンナ医科大学　第2内科　助手　消化器,肝臓病専攻 昭和59年6月  　医学博士号取得（肝線維化と凝固因子第13因子の研究） 昭和60年4月   聖マリアンナ医科大学　第2内科 講師, 附属病院　主任医長 平成 6年4月   同　第2内科　助教授、　付属病院  副部長 平成12年4月   大船中央病院　　消化器肝臓病センタ−長　平成18年4月　　同　診療統括部長　兼任　 平成20年4月　　　　　同　副院長　兼任　　平成22年4月   同　病院長、 　消化器肝臓病センタ−長兼任　平成26年3月　　湘南藤沢徳洲会病院　　肝胆膵センタ−長

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