昨日、横浜市中区の情報文化センター7階での西村哲雄氏の講演に参加した。
この講演会は私の参加しているVMCYのハーバークラブという交流会が開催。
30人を超える同年代の人が集まり、東日本大震災の現状を聞いた。
西村氏は仙台に事務所を構える経営コンサルタント、地震には東京で遭遇。
翌日250ccバイクで仙台に向かい、途中ガス欠のためヒッチハイクをしながら被災地入りした。
それから単身仙台に留まり、被災者生活と続く余震を経験。
これらを通じ人生観が変わり、「被災者に灯りを渡す匠の会」を立ち上げ、バイクで孤立しがちな小さな避難所を回るボランティアを続けている話を聞いた。
現在でも生活インフラが復旧しない避難所がある。
反面、仮設住宅が完成しても50%の入居しかない市町村もある。
避難者のニーズの違いが大きく、救援物資なども必要なところに行き渡ってない状況があることを知らされた。
物があっても一部の人にしか渡せない数量では配布されないなど問題もある。
西村氏はこのような状況下で一人でも多くの人に物資を届けたい。
すべての人を助ける力はないが、自分が出来ることをやりたい。
いまだ電気の通じない被災地に、仲間の寄付を受けバイクで手動発電の懐中電灯を配りだした。
渡せたときの被災者の喜びは氏の活動を更に力づけるものとなっているようだ。
遠くに住んでいる我々も何か役立ちたいという思いは強い。
しかし、直接行くことも出来ず、義援金に参加する程度、じかに通じ得ないもどかしさを痛感していた。
氏の活動は直接応援が出来ずイライラを募らせていた人には朗報だ。
西村氏とは別途、東北経済産業局関係の事業でご一緒したことがある、熱心なバイタリティーのある人柄だった。
こんな人が自分の代わりに動いてくれる、早速「送付先」に現金を振り込んだ。
ささやかな支援が一人でも多くの人に早く確実に役立つことを願うばかりだ。
西村哲雄氏のプロフィールは以下のHPを参考にしてください。
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